2019年度プロジェクト研究

市場に関する研究部会

代表者

井上哲浩(慶應義塾大学)

研究計画概要

 消費者行動研究において、カテゴリー研究は、認知心理学的研究を基礎とした主たる研究分野の一つである。マーケティング・サイエンスにおいて、競争市場構造分析は、計量的アプローチを基礎とした主たる研究分野の一つである。本プロジェクトはこれらの融合を試みる。

東アジアの消費者行動とマーケティング戦略研究部会

代表者

上原 渉(一橋大学)

研究計画概要

 日本企業にとって、中国やASEAN諸国の消費者や企業行動の理解は、極めて重要な課題となっている。本研究部会は、当該地域の消費者や企業行動を、マーケティング理論の検討と実証研究を通じて明らかにすることを目的としている。当該地域における調査はもとより、インバウンド観光客の行動や受け入れ自治体の分析など、多様な視覚から研究を行う。

消費者・市場反応の科学的研究部会

代表者

阿部 誠(東京大学)

研究計画概要

 企業から実際のデータ、特にCRMやOne-to-One Marketingに有用な個人のトランズアクション・データを含んだもの、を使って、それをメンバーの有志が分析、発表し、ディスカッションする予定である。データとしては、百貨店のFSPデータ、消費者金融系の利用履歴データ、Eコマースサイトのログファイルなどを想定している。
 今年も他のJIMS部会(ID-POSのマーケティング活用研究部会)やCRM研究会(http://www.f.waseda.jp/moriguchi/crm/)との合同活動を通して、経営科学系研究部会連合協議会のデータ解析コンペをサポートする予定である。

マーケティングの計算社会科学研究部会

代表者

水野 誠(明治大学)

研究計画概要

1.定期的なミーティングを行い、相互の研究成果を報告するとともに、研究の最新動向について情報・意見交換を行う。
2.従来のマーケティング・サイエンスの枠に捉われず、計算社会科学を中心に、幅広く隣接分野の研究者と交流し、幅広い共同研究の渦を起こす。
3.以上に基づく研究成果を学会で発表するとともに、学会誌へ投稿を目指す。

マーケティングにおけるイノベーションとコミュニケーションの研究部会

代表者

濱岡 豊(慶應義塾大学)

研究計画概要

 マーケティングにおけるイノベーションからコミュニケーションに渡る範囲から、2019年度は(1)研究開発に関する継続調査の実施、(2)Bottom of Pyramid諸国における(ユーザー)イノベーション、(3)発信者の能力に注目したWOM発信の規定要因の解明、(4)事例ベース意思決定モデルの応用研究を中心に理論的、実証的研究を行う。大学院授業と連動することによって、修士、博士論文の作成も指導する。

ID-POSデータのマーケティングの活用研究部会

代表者

佐藤栄作(千葉大学)

研究計画概要

 データ解析コンペティション合同部会(中間報告会・最終報告会)の開催・運営、ならびにID-POS等データのマーケティング活用のための手法等研究を実施する予定

デジタル時代のコンテンツとコミュニケーション研究部会

代表者

吉田就彦(デジタルハリウッド大学)

研究計画概要

 月1回程度、金曜日夜に様々なジャンルの実務家・研究者が発表を行い、参加者同士が議論を行う形で行う。学生も毎回多数参加させて、デジタル環境での特に若者の消費者動向の調査とともに議論を行っている。

新しいデータと競争環境の下でのマーケティングサイエンス研究部会

代表者

星野崇宏(慶應義塾大学)

研究計画概要

 近年、IDPOS等のマーケティングサイエンスアプローチが対象としてきたデータだけではなく、位置情報やIoTデータ、種々のデータが生成され、これを利用したマーケティング意思決定が行われつつある。またウェブマーケティングではDSPやDMPといったデータの流通や加工によるサービスの次々登場しており、マーケティング情報取得・利用といった点で大きく競争環境が変化している。既存のデータとこれらのデータをどのように融合して正しい意思決定を行うかがますます重要となっており、これらの膨大なデータから単にマイニングを行うのではなく、背後にある消費者行動を理解するということも必要となっている。本プロジェクトは統計学・機械学習、計量経済学、行動経済学、産業組織論のアプローチを利用しながら、これらのデータからこれまでよりもロバストかつ予測力の高いマーケティングモデルを構築することを目的とする。年間3回(予定)の研究会を慶應義塾大学・関西大学・法政大学・神戸大学・名城大学・東北学院大学などで開催し、春と秋の学会においてプロジェクト報告を行う。またデータサービスや流通小売、ウェブサービスの複数の企業の方々との共同研究を推進する。

顧客データからの深い知見発見プロジェクト研究部会

代表者

清水 聰(慶應義塾大学)

研究計画概要

 昨年度までの株式会社インテージ、財団法人ハイライフ研究所に加え、サトー株式会社の協力を得て、1)シングルソースデータの分析、2)モバイルによる調査・実験データ、3)購買履歴とTwitter発言をマッチングしたデータ、4)解釈レベル理論をはじめとする、消費者行動の理論とマーケティング・サイエンス理論のより深い応用、5)店内回遊と購買履歴の関係など、新しい顧客データをもとに研究を進めていく。

マーケティングのデータ分析とモデリング・アプローチ研究部会

代表者

ウィラワン ドニ ダハナ(大阪大学)

研究計画概要

 研究参加者が抱いている、マーケティングに関する諸問題について幅広く取り上げ、その問題に対するデータ分析を行うとともに、その問題をあつかうためのモデル化に取組む。また学術雑誌などをいくつか参照し、現在取り上げられているホットなテーマについてもフォローしていきたいと考えている。

学実ブリッジ部会フェーズ3研究部会

代表者

塚原新一(株式会社KSP-SP)

研究計画概要

1 マーケティング施策の組合せ、組合せパターンの抽出
2 食品市場の構造変化
3 ブランド発達のタイプ分類〜顧客層の変化を探る

市場予測のための消費者行動分析研究部会

代表者

中山雄司(大阪府立大学)

研究計画概要

 本研究部会では消費者の行動をマーケティング・サイエンス、消費者行動研究、社会学などのさまざまな視点から研究し、市場予測に寄与することを目的とする。今年度は中国人を対象とした消費者行動研究、CRMの実証研究、データ解析コンペティション関西予選の開催などを行う予定である。

ブランド・マネジメント研究部会

代表者

豊田裕貴(法政大学)

研究計画概要

ブランド・マネジメントに関する理論的、実務的研究

Webコミュニケーション・データのマーケティング活用研究部会

代表者

鶴見裕之(横浜国立大学)

研究計画概要

 SNSデータやWEB広告出稿データ、シングルソースデータ等のネット上で収集されるデータを、より効率的、効果的にマーケティングに活用する手法を研究会のメンバーとの議論を重ね検討する。3ヶ月に1回程度、部会を開催し、ゲストスピーカーなどを交えつつ、研究報告や意見交換を実施する。

マーケティングの統計的モデリング研究部会

代表者

伴 正隆(筑波大学)

研究計画概要

 マーケティング研究および実務の世界では、標本抽出法に代表される市場調査などのこれまでの統計学との古い関わり方をはるかに超えて、多変量解析や時系列モデルの応用、MCMCを用いたベイズ統計分析も盛んに行われている。これら大規模データをマネジメントのために解析する統計手法の開発と応用について研究し、最新の統計的モデリング手法を適用して新しいマーケティングモデルの開発との実際の問題へ応用することを研究目的とする。

社会問題とコミュニケーション研究部会

代表者

西尾チヅル(筑波大学)

研究計画概要

 マーケティングをめぐる社会課題や新しいコミュニケーション方法に関する研究テーマを、マーケティング・サイエンス的な観点から探求し、その成果を部会で共有し深耕する。

コンテンツ&キャラクター・マーケティング研究部会

代表者

荒木長照(大阪府立大学)

研究計画概要

 その昔コンテンツと言えば、お金を出して読む観る聞くための一方的に与えられた、比較的高額な商品であった。現在では、デジタルコンテンツが主流となり、消費者の情報発信力が強くなったため、安価で消費者参加型のコンテンツも多くなってきている。作品それ自身はもとより、ブランドや広告・コミュニケーション、製品デザイン、旅行、教育、医療、地域振興など身の回りにあふれんばかりに、コンテンツやキャラクターが用いられている。本研究部会では、コンテンツやキャラクターそれ自身、あるいはそれらを利用した様々な価値づくりをマーケティングの視点から整理し、理論化・体系化することを目的とする。トランザクション・データ、市場アンケートデータ、インタビューデータなど多角的に情報を組み合わせた分析を試みる予定である。

消費者行動におけるデザインの概念・評価・効力に関する研究部会

代表者

坂本和子(豊橋技術科学大学)

研究計画概要

 昨年から継続して、研究している擬人化エージェントのデザインと購買行動、広告効果についての精緻化。 デザインの類似と模倣に関する調査分析。

デジタルマーケティング研究部会

代表者

近藤文代(筑波大学)

研究計画概要

 デジタルマーケティングの研究を行う。インターネットの普及により、消費者の購買行動様式は様々な形で社会のデジタル化の影響を受けている。それに伴い、マーケティングの研究領域でもそのようなデジタル化の側面を取り扱った研究が見られるようになってきた。本研究プロジェクトでは具体的には複数のチャネルを取り扱うマルチチャネルマーケティングから派生したオムニチャネルマーケティングと、モバイル機器経由で行われるモバイルマーケティングを取り扱う。

マーケティング・リサーチ研究部会

代表者

芳賀麻誉美(大阪経済大学)

研究計画概要

 大規模な蓄積型の2次データの活用も含めて、次世代のマーケティング・リサーチ手法を開発、利用してさまざまな応用を行うことを目的として、本研究部会では、各会員が進める個人研究を土台としたプロジェクト運営を行う。2年目である本年度は、市場予測、顔動画認識、オンラインコミュニティリサーチまで、広く取り上げて会員相互で新しいマーケティング・リサーチ手法に対する共通の知識基盤を構築することめざし、対面での研究会を複数回実施する予定である。

消費者行動の学際的研究部会

代表者

守口 剛(早稲田大学)

研究計画概要

 消費者行動研究は近年大きく進展している。その原動力の一つは、学術的な研究の活発化である。もともと消費者行動研究は学際的な色彩が強い領域であったが、近年ではその性質がより色濃くなってきている。本研究会では学際的なアプローチによって、消費者行動に関する多面的な研究を行う。

顧客価値創造のためのコミュニケーション研究部会

代表者

佐藤 伸(CCCマーケティング株式会社)

研究計画概要

購買履歴を主軸とした時系列データとメディア関連データの活用。
研究で得られた示唆から顧客価値を高める取組みを検証。